@article{oai:mizuho.repo.nii.ac.jp:02000003, author = {TSUCHIYA, Machi and 土屋, マチ}, journal = {瀬木学園紀要}, month = {Sep}, note = {本研究は,心理療法を行った双極Ⅱ型障害の事例を取り上げ,その対応について検討したものである.双極Ⅱ型障害は,DSM-Ⅳ(1994)において,疾病概念として登場し,その診断基準も明らかになっていた.しかし,筆者が面接を担当したその当時のわが国の精神医学および臨床心理学領域において,双極Ⅱ型障害の研究論文数は少なかったように,医療臨床の現場においては,現実の臨床像としては,まだ一般的ではなかった.そのような中で,本事例は,神経症水準の“うつ”と見立て心理療法を開始したものの,治療経過の中で軽躁病エピソードが前面に出てくるようになり,“双極Ⅱ型障害”として捉え直し,心理療法的対応の具体的技法について修正を迫られた. 治療者がクライエントの状態像の隠された全容を捉え切れず,誤った理解の元で対応したことによって,双極Ⅱ型障害に必要とされるどのような治療的視点を見落としていたかについて,双極Ⅱ型障害に特徴的と考えられる①異質なうつ状態,②気分の波と軽躁,③同調性という3点から考察を行った.}, pages = {3--12}, title = {双極Ⅱ型障害の心理療法}, volume = {22}, year = {2023}, yomi = {ツチヤ, マチ} }