@article{oai:mizuho.repo.nii.ac.jp:00000650, author = {土屋, 満知 and TSUCHIYA, Machi}, issue = {21}, journal = {瀬木学園紀要, Segigakuen Kiyo}, month = {}, note = {本研究は,強迫症状を主訴とし精神科クリニックに来院した小学生女児の事例を治療的退行の視点から論じたものである.①予備面接段階においてどのようなアセスメントを行い,治療方針を立てたのか.さらにその後の治療経過はどうであったのか.②治療面接過程における治療的退行と判断されたクライエント(以下Clと略)の言動を抽出すること.以上の①・②を通して心理療法における治療的退行を促進する条件を検討した. 強迫性障害の治療では,知性化などの防衛を最小限にし,Clの情緒にたどり着く必要があり,児童の心理療法では言語を媒介としない非言語的治療手法がより望ましい.心理療法の過程では,Clに治療的退行をもたらすような治療者の働きかけが重要であり,治療的退行を利用することによって心の治療が進展する.治療的退行を促進させる条件として,治療者は①保護者の役割を治療状況の中に位置づけ,治療構造を整えていく視点,②Clの退行した心の世界を共感的に理解し,受け止める必要があることの2点から考察を行った.}, pages = {13--22}, title = {強迫症状を訴える少女の治療的退行の検討}, year = {2022}, yomi = {ツチヤ, マチ} }