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アイテム
全体性の回復過程における物語の役割-『はてしない物語』 におけるバスチアンの再生から-
https://mizuho.repo.nii.ac.jp/records/651
https://mizuho.repo.nii.ac.jp/records/651fc7c59d9-444b-4ca5-9f82-3bfffe2b86cf
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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![]() |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2023-03-31 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 全体性の回復過程における物語の役割-『はてしない物語』 におけるバスチアンの再生から- | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | The Role of Narrative in Restoring Wholeness - From Bastian's Rebirth in Die Unendliche Geschichte - | |||||
言語 | en | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
主題 | 物語, 全体性の回復, 神話, 『はてしない物語』, narrative, restoring wholeness, myth, Die Unendliche Geschichte | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
記事種別(日) | ||||||
原著 | ||||||
著者 |
長岡, 由紀子
× 長岡, 由紀子 |
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著者所属(日) | ||||||
愛知みずほ大学人間科学部 | ||||||
著者所属(英) | ||||||
Faculty of Human Science s Aichi Mizuho College | ||||||
抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 心理療法をはじめとした心の援助は,セラピストとクライエントの関係性をもとに取り組まれるが,セラピストはクライエントの話を単なる情報としてではなく,「物語」として理解することが少なくない.そのため,「物語」に関する理解を深めることは心理的援助の専門性において重要な要素となる.その一方で,現代社会はテクノロジーの発展により,対象との「関係の相互性」が希薄になり人間理解が分析的となる傾向がある.しかし,心の問題においては分析的な視点ではなく,その人個人を全体的に見る視点から理解することが肝要となる.すなわち,心においては部分的ではなくその全体性をもって回復する過程が求められるのであり,この過程には因果論ではなく,非因果論的な要素を有する物語が必要とされている.そこで本稿では,非因果論的な物語が模索される途上の作品とみられるミヒャエル・エンデの『はてしない物語』を題材とし,人間の全体性の回復過程における「物語」の役割について検討を行った.検討は全26章からなる本作品の第24章から第26章を対象として行い,全体性の回復には,①時間軸の再構成,②自らを「孤独」な状態にすること,③内面に存在するもう一人の自分の存在に拓かれること,が必要であると考察した.その上で「全体性の回復」には,非因果論的な「つなぐ機能」を内包する,神話としての物語の役割が求められるとした. | |||||
書誌情報 |
瀬木学園紀要 en : Segigakuen Kiyo 号 21, p. 23-30, 発行日 2022 |
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出版者 | ||||||
出版者 | 名鉄局印刷株式会社 | |||||
ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 188-7181 |